近年では学校に保護者や関係者から様々な相談や苦情が寄せられることが多くなっており、その対応に苦慮している学校も少なくありません。その内容を内訳ごとに分析してみると、様々な問題が浮かび上がってくるとともに、職場環境の問題も見えてくるものとなっています。
この学校問題の相談主訴の内訳から見えてくる現状は、実際には外部の人々から見たものとは異なる結果があることがわかります。多くの人はいじめの問題が非常に多いと考えるものですが、実際には教職員に対する苦情が最も多く、その中には些細なことである場合も少なくありません。そのため、これらの問題の解決に追われ教職員が十分な教育指導のための時間を費やすことができなくなっている現状もうかがえます。